新潟日報メディアシップの鉄骨製作に中心的に携わった
プロジェクトメンバー5名による特別座談会。
今だから言える話も飛び出すかも!?
1995年入社
鉄構営業部鉄構営業課長
メディアシップの
ココを担当!
現場での図面の取りまとめ
1996年入社
鉄構技術部鉄構技術課長
メディアシップの
ココを担当!
本社での図面作成
2001年入社
製造部製造課長
メディアシップの
ココを担当!
本社工場での鉄骨製造・
工程管理
1995年入社
品質保証部品質保証課長
メディアシップの
ココを担当!
本社工場での鉄骨製品の
品質検査
1998年入社
鉄構工事部長
メディアシップの
ココを担当!
現場での鉄骨製品の
組み立て・施工管理
新潟日報メディアシップは「新たな日本海時代への船出」をコンセプトに建設されました。地上20階、高さ105m。
完成は2013年でしたね。
椎谷貴志
新潟には今までにない超高層デザインビル。風を帆に受けて進む「北前船」をイメージした曲線美が特徴的だよね。
小関千尋
初めて設計図を見たときは(本をパタンと閉じるしぐさで)みんなこんな感じで。本当にできるのかって。
椎谷貴志
本間聖
小関千尋
渡辺忍
平野正和
そうそうそう(笑)。
本間聖
図面を作るにも、前例がなくて本当に難しかった。
椎谷貴志
メディアシップは道路側にオーバーハング(下階より上階が張り出た状態)してるから、普通にまっすぐ建てると道路側に倒れちゃう。それを計算して、逆側に傾けながら建てたんだよね。現場で施工管理を担当した平野さんは大変だったでしょう。
平野正和
そうだね。でもまずは、単品の鉄骨がしっかりしてないと成立しないから。あれは図面ありきの製品だなって感じたよ。
椎谷貴志
なるほどねー。
平野正和
現場で苦労したのは、「帆」の形状に鉄骨を組み上げるとき、溶接による熱収縮を考慮しながら精度を出さなければならなかったこと。元請けの技術者や協力会社と何度も協議を重ねたな。
椎谷貴志
私も現場にいたけど、他社の技術者も「藤木鉄工はすごい。たいしたもんだ」と大絶賛で誇らしかったよ。もっと言って、みたいな(笑)。
あの形状を作るために、何か特別な技術などは用いられたのでしょうか?
渡辺忍
技術ではないけど、以前、土木分野で地滑りを抑える複雑な鋼菅を施工したことがあり、そのノウハウは生かされたかな。
小関千尋
でも実は、ものすごく特別なことはしていないんだよね。各セクションが責任ある仕事をするだけというか。特別かっこいい技術があるわけじゃないけど、基本の積み重ねによって大きな仕事ができるのは、藤木鉄工らしいと思う。
椎谷貴志
いいこと言うなあ。当たり前のことを当たり前にやる、ってことだ。
本間聖
キャパは確実に広がったよね。これだけの物量をやり遂げたことは実績になったし、それ以上のものを作れる自信にもつながった。今は2020年東京オリンピック・パラリンピック会場の新国立競技場の仕事も大詰めだしね。
渡辺忍
当社の鉄骨製品は、型を作って大量生産するものではなく、同じ製品がほぼない「一品料理」のようなもの。毎回綿密な検討は必要だけど、土台となる技術は同じ。とにかく基本を徹底しているんだよね。
椎谷貴志
現場には約1年半常駐したけど、最初の冬は記録的な大雪だったな。部材をシートで覆っていても、みるみる雪が積もっちゃって。
平野正和
新潟の冬は晴れ間を見計らって作業しないと進まない。雪が降る中で、簡易的な屋根をかけながら溶接したこともあったなあ。 工事は当社を含めてメイン5社と多くの協力会社が携わったけど、それぞれの会社が確実に仕事をしたおかげで無事故・無災害で終えられたのが良かった。それに尽きるよ。
椎谷貴志
いろいろ難しい案件だったけど、地元新潟のシンボルとなる建物で「藤木鉄工がやらずにどこがやる!」という気概があったよね。ほんとよくやったよ。今回のプロジェクトでも感じたけど、社会で求められるのは、やる気、元気、そしてなによりコミュニケーション能力。
平野正和
藤木鉄工は、働きやすい環境作りに誠実に取り組んでいる会社だと思う。ものづくりを通じて成長できる会社なので、興味のある人はぜひ一緒に仕事をしましょう!
椎谷貴志
現代は人と話さなくても用事が済む時代。それゆえ相手の気持ちや感情が見えにくくなっているのも現状。しかし、一番大切なのは一緒に仕事をする仲間と仲良くすることだと感じます。一緒に「ものづくり」の世界で頑張っていきましょう!
本間聖
藤木鉄工が携わる案件は、同じ建物を建てることはなく1件1件新しい挑戦です。その分大変なこともありますが、各部門の強みを生かして、協力して完成をした建物をみるのは感動しますよ。みなさんも、自分の長所や個性を伸ばしていってください。
小関千尋
各セクションが当たり前のことを当たり前にこなす。特別なことをしているわけではないけれど責任を持って取り組む。ココが藤木鉄工の魅力ですね。 夢や希望よりも不安が多いと思いますが、受け入れる会社側も暖かい気持ちで待っていると思いますので、積極的に行動してみてください。
渡辺忍
目まぐるしく変化している現代です。新しいものが日々溢れていますが、「変化を怖がらず、現状を理解したうえで、新しいものにも突き進んでいける、”向上心”は持ち続けていただきたい。」と私は思います。
平野正和
たくさんの人と関わり、物づくりを通じて成長できる会社だと思いますので、興味のある方はぜひ藤木鉄工で仕事をしませんか。働きやすい環境づくりに誠意をもって取り組んでいますので、安心して飛び込んできてください。