藤木鉄工の一貫体制のものづくりを支える精鋭たち。
彼ら一人ひとりが会社の財産です。
鉄骨の製作に必要な図面を作成しています。お客様から特殊な形状をご要望いただいた場合は図面作成に苦戦することもありますが、苦労したものが現物になると感動しますね。
初めて物件の担当を任されたときは「一つの建物を建てるのはこんなにも大変なのか」と心が折れそうになったことも。ですが上司が手厚くフォローしてくれたおかげで前向きに仕事を進めることができました。実際に建物が完成したときの喜びは格別でした!
建物は、壁、床、階段、配管など多くのものが鉄骨と取り合います。それぞれ干渉する箇所はないか検討し、図面に落とし込んでいくのが私の仕事です。建物が大きくなればなるほど、少しの寸法誤差が累積して大きな誤差になるため、細部まで考慮する必要があります。
図面ができ、鉄骨が製作され、現場へと搬入されて建物の一部となっていく。その一連の流れを見ることで、自分がどんな仕事をしたのか日々実感できるのが、この仕事の魅力です。
工場で製作した鉄骨製品の寸法計測を担当しています。長さ10メートルを超える鉄骨もありますが、誤差の許容範囲は3mm以内。とても高い精度が要求されます。
クライアントの目の前で計測をする「立会検査」というものがあります。デビュー戦はガチガチに緊張してしまい、お客様に「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ」と笑われてしまったほど。検査後「いい製品だね」と言われて誇らしかったです。今後もスキルアップし、検査に関する資格も取得したいです。
製造部で鉄骨の溶接を担当しています。高校の授業で一度だけあった溶接実習が面白くて、藤木鉄工なら溶接の仕事ができると知り入社しました。入社して最初に溶接したとき「きれいにできたな」とほめられて嬉しかったです。
今はまだ溶接のさまざまな手法を教わっている段階ですが、先輩は教え方が上手で分かりやすく、もっと溶接のことを知りたい、技術を高めたいと思わせてくれます。さらに練習して資格取得にも挑戦したいです。
橋の補修工事に必要な現地調査や、調査結果をもとに作図する設計管理を担当しています。
入社1年目の終わり頃、白山公園近くの昭和大橋と堤防をつなぐ階段の設計管理を任されました。初めて担当する物件でわからないことだらけ。「どう進めたら良いか」「書類のまとめ方は」など、関係部署の方々に毎日のように教えていただきました。先輩のフォローもあって工事は無事に完了。できあがった階段を歩いてみて、大変だったけどやってよかったと感じ、次への自信になりました。
鉄骨製品の重量を算出する仕事をしています。これはクレーンで鉄骨を吊り上げるときに必要な数値で、ミスがあると大事故につながりかねないので正確さを心がけています。
最近は、当社の生産技術室、大学、他企業様との共同研究の場に同行させてもらい、とてもいい刺激になっています。私も早く研究の輪の中に入れるよう頑張りたいです。他にも母校の長岡高専に出向いての藤木鉄工の会社紹介、工場見学の案内役などいろいろな仕事をさせてもらっています。